三菱飯塚鉱巻き上げ機台座

筑豊地方はかつて、産炭地としてにぎわった地域でした。
かつて4万人もの人口を抱え、日本一人口の多い村として話題となった嘉穂郡穂波村も、
三菱や住友などの大手財閥が経営する炭鉱をはじめ、様々な炭鉱を持つ産炭地として発展しました。

日本で主に使われるエネルギーが石炭から石油に変化し、石炭産業の衰退とともに街も寂れていきましたが、
現在もなお産炭地の栄華の様子を伝えている遺構がございます。

その一つが、飯塚市平恒にある三菱飯塚鉱の巻き上げ機台座です^^

巻き上げ機台座1

立派なレンガ造りとなっております^^
炭鉱では地下深くに穴を掘って石炭を採るのですが、
斜めに掘り進んだ先にある採掘現場まではトロッコを利用して移動し、トロッコで石炭を運搬していたそうです。
つまり、トロッコが大活躍していたのです^^

しかし、これでは下りはよいのですが、上って帰る時が大変です。
そんなわけで巻き上げ機というものを利用し、トロッコをワイヤーか何かでつなげておき、
上って帰るときはそのワイヤーを巻き上げることによって、
トロッコを運んでいたそうです^^

その巻き上げ機の台座となっていたのが、このレンガ造りのものということなのですね~

巻き上げ機台座2

台座の手前を走る道路には、元々鉄道が敷かれていました。
上山田線です。
飯塚駅から嘉麻市の上山田駅を経由し、田川郡川崎町の豊前川崎駅を結んでいました。
産炭地では石炭の運搬手段として鉄道が敷かれていたため、恐らくこの上山田線も、
三菱鉱に近い場所に敷かれていたのだと思います。(すぐ近くに上山田線の平恒駅もございました)

巻き上げ機台座3

説明版

案内板には往時の姿が描かれています^^

巻き上げ機台座を見上げる

炭鉱の閉山とともにその役割を失った台座。
かつての栄耀とは対照的に、ボロボロの姿でたたずんでいます。

■本日紹介したスポットは、飯塚市の三菱飯塚鉱巻き上げ機台座です^^

いつも遊びに来ていただき、ありがとうございます^^

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コメント

No title

こんばんは^^
ものすごい立派な施設ですね~!
恐らく、これくらいの規模の巻き上げ機が
必要だったのかと思いますが、それだけ
たくさんの石炭を採掘していたことの
証、ということなのでしょうね^^
九州の炭鉱はまさに当時は一大産業だった
ことが伺えます。。

No title

テン3さんのご推測の通り、膨大な設備投資を行っても利益を得られるほどの、石炭が採掘されていたそうです^^

東北では、本州最大と言われた常磐炭田が有名ですね。あちらでも石炭の遺構を見かけることがあるかもしれません^^

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